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(IUC#13 打ち合わせメモ)

日時:2005年3月9日(水曜) 13:30-
場所:KEKBコントロール棟会議室
出席者(順不同、敬称略):

高橋、本間、工藤、春日、飯田、三橋、生出
宮島、菊池、船越、末武、生出、柿原、小野、
矢野、小磯、伊澤、榎本、小林、森田(昭)、佐藤(文責)


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(*) Webページもご参照下さい。
所内専用: http://www-linac2.kek.jp/iuc/index.html
所内及び所外用: http://www-linac.kek.jp/iuc/index.html
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(1) PF-AR BT 3.7-GeV化の検討(宮島)

・SuperKEKB charge switchを考慮し(5sも考慮)、
BTの3.7-GeV化案を検討した。
 現状は、Bendx23台(内Vertical Bendx4台)・電源4台(Max. 200A)、
Qx18台・電源10台(Max. 30A)である。
 現状の電磁石・電源では、3.25-GeVまで対応可能。
3/7に3.1-GeV入射Studyを行い、入射率1.0mA/secであった。
(但し、入射中に、セプタムがしばしば落ちた)

・3.7-GeV化では、Bendの積分磁場1.38-Tm必要。
電源の改良、或いは磁石の改造(Gap狭める)が必要となる。
但し、Q電磁石・Q電源は現状で問題ない。

(1-a:案1) Bend電源を増強する(磁石は現状のまま):
 1.4-Tmの積分磁場は、励磁電流値250-Aで実現可能。
但し、飽和領域に達しているため、飽和の影響を調査する必要がある。
更新する電源は、2台のみでよい。(BHR2E_1_14、BHR3)
 現状のモデルの計算値、磁場測定値を比較すると
200Aくらいからずれている。物質定数が悪いかもしれない。

C) ターン数を81ターンで計算していた。
=> 80ターンである。

C) Qは、120ターンか118ターンか?
=>118ターンである。

(1-b:案2) ベンドのgap縮小(電源は現状のまま Max.200-A):
 gap 34=>28-mmにすると、200-A, 1.4-Tm達成可能(目標値1.32-Tm)。

C) リターンヨークもSUYPで計算したが、OKか。
=> SS40である。物質定数で、計算結果が結構変わる。

・(案1)の場合、磁石15台の改造が必要となり、真空ダクトも経の小さい物に交換が必要。
磁石改造費(一台のみの場合)250万円程度となるため、作業量・予算的に(案1)の方が
望ましい。今後は、(案1)をベースに検討する。その他、いずれの案でも、セプタム・キッカーの増強は必須。

C) KEKB/ARビームの振り分けベンド設置位置も、検討が必要である。
現状では、BH1Aで分離されているが、これより上流にパルスベンドを設置する必要がある。
(BH1A近傍で蹴り出すには、スペースがなく工事・メンテナンス等が非常に困難)
また、電源小屋が近傍になく、電源設置場所の検討も必要。
(トンネル内であれば、搬入口が少し凹んでおり良いが、
物品搬入時に移動が必要となる。)


(3) e+/e- Linac Beam ON論理案(本間)
・入射モードとして、”KEKB&PF mode"が新設される。
・Gun HV-ONのpermit条件は変更なし。
・下流側(リング側)からの信号を、"安全ベンドOFF"から"安全ベンドON"
に変更する。

C) PFにゼロから入射する時は、PF占有モードが必要ではないか?
=> Linacの安全系modeとしては必要ない。本説明は、トリガmodeのロジックである。
実際の運転モード(ゲート信号のモード)については、別途議論が必要。


(4) PF-BT Phase-I(飯田)
・新規製作予定であったQx2台(QPF1,QPD1)は、ポールを削って
ボア径52=>63Φに改造する。磁石関係で新規製作が必要な物は、
Bend電源x3台・Q電源x2台・Back-leg電源x3台となった。

・ストリークは、New BTと干渉しない(beam pipeの経を考慮しても、117.5mm離れる)
従って、撤去不要。再度、現場確認する。

・Magnet関連の作業を業者(日立テクノ)に依頼中。

・冷却水配管変更が必要である。
(追記) 次回メンテ時に、大洋バルブと担当者で現調する。


(5) 次回IUC:

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IUC #14
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日時: 2005/4/1(金) 10:00-
場所: KEKBコントロール棟会議室
議題(予定):
(1) Phase-I 各サブグループ報告等
(2) その他・議論

(*) その他、議題をお持ちの方は、ご連絡下さい。

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