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IUC #25
日時:2005年9月9日(金) 10:00-
場所:KEKBコントロール棟会議室
出席者(敬称略、順不同):
生出、春日、伴、船越、高橋、小川、飛山、紙谷、菊池、飯田、
横山、本間、船越、三橋、小林、設楽、本田、帯名、佐藤(文責)
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(1) ビーム調整報告(佐藤)
・9/8(木)に新PF-BTでのビーム調整を開始し、
ビームシャッター前までビームを導くことに成功した。
前日に、ECSにて2.5GeVになるようなビームパラメタを作成し、
9/8 は、BM_58_1(BK)を2.5GeVに励磁してやると、すんなりビームが通った。

・今後は、ECS ONでのビーム調整、WS測定など、ビーム微調整を行う予定。

C) 立ち上げ時にスリットを使ったビーム調整をやるのか?
=> スリットの冷却水配管が、未だ接続されていない。
最初のメンテ時に接続予定である。
==> 多少テールを切る程度であれば、冷却水無しでも可と思われる。

(2) 放射線測定結果(高橋)
・ビームシャッターを入れた状態で、放射線レベルの測定を行った。
(ビーム条件: 2.5 GeV, 25 Hz, 0.12 nC)。
・測定は、第3SY搬入扉前・脱出扉前、西実験室、PFリングイエローフェンス前、周回道路上で行った。
測定結果より、このままシールドなしで運転して問題ない。

C) ビームある時とないときで違いがあるか?
=> ある。バックグラウンドの二倍程度。

C) シールドなしで運転できるとは、どのレベル以下か?
=> 20マイクロシーベルト/h 以下である。

C) 3 GeVでは測定しなくてよいのか?
=> 3 GeVビーム入射にはセプタムの改良が必要であり、
当面考える必要ない。

C) スリットを入れての測定は?
=> 必要ない。ビームシャッターを入れるのと同じである。

・ビームシャッターをoffして、BH11にビームが当たった場合の放射線レベルをはかりたい。
おそらく問題ないと思われるが、シャッターINの場合と若干ロスの位置が下流へずれるため。

=> 立ち上げの時にやるか?
==> BH11でのビームロスは、正規の状態ではないので急務ではない。

C) シャッターを安全系に入れなくて良いか?
=> 放射線安全的には入れなくて良いことになっている。
マシンプロテクション(BH11のコイル保護)のために、
Linacモードの時は常にシャッターINするようにしている。
来年夏、パルスベンド install時には、運用形態を再考する必要あり。

(3) ビーム調整の方針 (飯田)

・ECS ONの場合、BM_61_F1 (BP)のバックレグで軌道を調整
QF_61_F3 (QPF2)でビーム軌道が中心になるように調整する。

C) ECSオンの時、軌道がずれる方向が理屈を合わないのでは?
=> コア自身ではなく、コイル自体の漏れ磁場を感じている可能性がある。


(4) 次回IUC

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IUC #26
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日時: 2005年9月30日(金曜日) 10:00−
場所: KEKBコントロール棟会議室
議題(予定):
(1) ビーム調整報告(佐藤)
(2) その他

(*) その他の議題をお持ちの方は、ご連絡下さい。
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