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IUC#33
日時:2006年2月17日
場所:KEKBコントロール棟会議室
出席者(順不同、敬称略):
春日、三増、足立、飯田、小川、紙谷、設楽、高橋
三橋、小林、佐波、本間、榎本、末武、柿原、大西、佐藤(文責)
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(1) PF-BT部を利用したショートパルス利用実験の検討(足立)
・(これまでの経緯) 当初、ARでの短パルスビーム利用実験を検討していたが、
実現のためには困難が多い。そのため、PF-BTでの実験を検討したい。
・短パルスビームを用いた実験は、構造ダイナミクス研究において、
多くの可能性が期待できる(原子分子、PEEM、XAFS、構造物性・生物など)。
・具体的には、PF-BTにおいて、バンチ長0.5-ps、20Hz、2.5GeV、5mアンジュレータ(周期長20-mm, Min. gap 5-mm)を仮定してスペクトル計算を行うと、
fluxは、1x10^6 photons/sec/0.01%b.w.(単色)、1x10^9 photons/sec/10%b.w.(ホワイト)程度が見込める。単色利用実験は厳しいが、白色光を利用した実験は可能である。
SLAC SPPSと同等な実験は可能であろう。
C) バンチ長の定義は?
=> 1-sigmaである。
・現実の機器配置は、BH32の下流にUndulatorを設置し、
その下流にベンドを設置し、利用ラインとダンプラインを振り分ける。
C) テールを引いていると実験に影響するか?
=> 程度によるが、S/Nは悪くなる。
==> テールは切らないと、途中でロスする。何れにせよ、切った方が良い。
C) 電荷量の安定度・位置安定度などは、実験に影響ないか?
=> 少ない方がよい。電荷量の変動は、1%程度であれば問題ないであろう。
変動が大きいと規格化が必要だが、実際の実験では規格化したデータを用いることになる。
(2) 次回IUC
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IUC #34
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日時: 2006年3月3日(金曜日) 10:00−
場所: KEKBコントロール棟会議室
議題(予定):
(1) 各種報告など
(*) その他の議題をお持ちの方は、ご連絡下さい。
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