=====
IUC#34
日時:2006年3月10日 10:00-
場所:KEKBコントロール棟会議室
出席者(順不同、敬称略):飯田、小川、高橋、本間
古川、佐波、菊池、船越、小林、三橋、古川、
紙谷、柿原、横山、佐藤(文責)
---
(1) Linac Machine Study概況(佐藤)
・3/1から、Linac Machine Studyを行っている。
基本的に、火曜から金曜日の日中・準夜を利用し(月曜はPF/AR Study)
平日早朝・土日は、スタディ予備・Quad-BPM及びRF関係測定(レンジング、エミッション測定など)
に利用している。
---
(*) 毎朝のStudy報告ファイルは、
\\At-tristan@kcg-meeting\kcg-meeting\ShiftReport\2006\Linac_Study
にあります。
---
主なStudy項目は、
・PF-BT SP8 Calibration (終了)
・Quad-BPM全数(継続)
・A1電子銃からPF入射
・PF-BT Q-Mag. Fudge(継続)
・Multi-Enrgy(継続)
・穴あき標的(継続)
・J-ARC energy変更(3-bunch加速の準備)
・RF作業
・Etc.
(a) A1電子銃よりPF入射 (3/6(月))
・Safety mode PFの状態で、A1電子銃よりPFリングへ入射した。
Study条件は、
---
タイミング:非同期
Optics:共通Optics (加速後、2.5-GeVまで減速)。
電荷量:0.1-nC強 (BT-END),
---
で行った。入射率は、 0.26 mA/s @ 25 Hzを達成した。
非同期の割には、まずまずの結果が得られた。
次回のStudyは、3/13(月)を予定している。
C) マッチングが悪かった理由は?
=> ソフトウェア(エネルギー計算用)に一部不具合があったが、既に修正した。
ソフト修正後にMatchingを行い、ビームシャッター前でプロファイルを確認したが、
普段(PF運転用Optics)と比べても、それほどひどいプロファイルではなかった。
(縦長ではなくなった。)
(b) 穴あき標的 (3/1(水), 3/8(水))
・初回のStudyでは、bump用のSteering kickが不足していた為、
stopperを挿入し、標的の穴がビーム軸上に来る様に調整した。
結果としては、通常運転時の90%程度の電荷を透過させることに成功した。
原理的な困難はないと思われるが、実運転では標的前後でのSteering増強が必要。
(2) PF-BT Q-Mag. fudge測定(飯田)
・PF-BTのfudge測定を行った。
Study用Optics(SP8位置でdispersionがzero-cross)を用いて測定した。
結果は0.9535となり、このfudgeを入れて再測定するとetax = -0.0045 [m]との結果が得られた。
・PF-BT上流側のQ-Mag.(QF_61_F1, QD_61_F1, QF_61_F3, QD_61_F5) と安全ベンドより下流側Q-Mag.では、
同一励磁電流値に対するK値が2%程異なる。そこで、下流側Q-Mag.に関してもfudge測定を行いたい。
C) 4/3(月)がPF立ち上げ日だが、入射調整後にStudy可能と思われる。
Septum/ Kicker offの状態で測定することになるが、
Yモニタに気を付けて頂きたい。
(3) Multi-Energy Linac Study(飯田)
・共通Optics(KEKB 8-GeV e-/ PF 2.5-GeV e-)を確定した。
エネルギーの調整は、SB_3,4,5の位相を180度ずらして8-GeV/ 2.5-GeVを調整する。
その後、共通Optics軌道補正用のResponse測定を行った。
(Cから5セクターのKlystronを全てstandbyにし、1.7-GeV Opticsにてresponse測定を行った。)
・電荷量を切り替えると(1-nC, 0.2-nC)、wake効果で軌道が変化する。
この効果を、軌道補正で考慮する必要がある。
また、PF-BTへ曲げた後のSC_61_F4を見ると、全幅0.7%程度のjitterが認められた。
(4) 次回IUC
===
IUC #35
---
日時: 2006年3月31日(金曜日) 10:00−
場所: KEKBコントロール棟会議室
議題(予定):
(1) Linacスタディー報告
(2) '06秋以降の運転モード
(2) その他、議論。
(*) 上記以外の議題をお持ちの方は、ご連絡下さい。
===