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IUC#35
日時:2006年4月28日(金曜日)10:00-
場所:KEKBコントロール棟会議室
出席者(敬称略、順不同):
生出、船越、大西、三橋、高橋、古川、柿原、小川、紙谷、
榎本、飯田、小林、横山、本間、末武、佐波、佐藤(文責)
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(1) AR-BT軌道変動 Feedforward (紙谷)
・AR-modeに変更後(ECS磁場変更後)、AR-BTにて軌道変動が出るため、
入射開始直後の電荷量が少ない。
 補助コイルを用いたFeedforwardを開始した。
磁場変更後、一分以内の変動は、完全には取り除かれていないが、
実際にビーム入射を開始するのは、それ以降なのであまり問題にならない。

C) AR-modeへ切替時、初期化はしているか?
=> していない。しかし、ループ方向に沿って磁場変更している。

(2) PF-BT Q Fudge factor/ 5セクターWS移設 (飯田)
・以前上流4台のQ-Mag.に大して、Fudgeを求めたが、
下流にある7台のQ-Mag.に付いても測定した。
 Dispersionless領域に4台のBPMがあり、この領域でDispersionが消える様なfudgeを求めた。

・7台すべてを同一のfudgeにすると、解がうまく求まらないため、
QC1, 2, 3を独立パラメタにして求めた。
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QC1: 1.01211
QC2: 0.9845
QC3: 1.0782
QD*: 1
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 このFudgeを運転値として採用し、ringへ入射したところ1.7mA/s (25Hz)を達成した。

C) QC3の8%というのは、少し大きいのではないか?
C) Local bumpを使った測定もした方が良い。

(3) 5セクターワイヤスキャナ移設 (飯田)
・今年の夏に、5セクターのワイヤスキャナを、57_4 から 52_2へ移設したい。
理由は、位相があまりまわっていないこと、及びパルスベンド設置時に邪魔になるためである。

C) BK (BM58_1)の下流に移設しても良いのでは?
=> その場合、測定時ECS offする必要がある。
また、検出器の設置位置を考えると、信号検出が難しいと思われる。


(4) (古川)
・BPM用オシロスコープの保守が終了し、波形捕捉が遅い(1-Hz)ため、
新機種への置き換えを準備中である。

・検討課題は、下記の通り。
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(a) 10-nC(KEKB e+用プライマリe-)/ 0.1-nC (for PF)を満足するDynamic rangeの高速切替。
(b) どの様な運転モードを、どのtime scaleで検討するか?
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・精度を上げため、gaussian filterを用いて波形を伸ばす事を検討している。
(サンプリング点数を増やすため)

C) BPMからの信号波形と同型フィルタを用いないと、精度が落ちるのでは?
また、振幅の減衰分だけ精度が落ちる。フィットした方が良い。

・A sectorから1 sectorでのbeam modeは、
(a) Phase-II: 1.2-nC から 0.1-nC (KEKB e-/ PF e-)
(b) Phase-III: 10-nC から 0.1-nC (KEKB e+ primary e- / PF e-)
を考える必要がある。(a)は、同一レンジで計測可能と思われる。
秋以降は、(a)のみなので、当面(b)は速い切替には加わらない。

C) (現在の)古いオシロが余ってくるので、それを使うのはどうか?
=> 既に保守が切れているため厳しい。

・信号を分配し、オシロ4ch中、2chを10-nC、残り2chを1-nC/ 0.1-nC用に使う手もある。

C) RF switchを使えば良いのでは?
=> 予算の問題と、経年変化による校正値の変化が心配。
==> Calibrationは、運転中のLinac beamで可能。(Jitter計測)

・filterの有効性や同一レンジでの1-nC/0.1-nC有効性について検討する。
次回打ち合わせにて、方針を決定したい。


(5) 次回IUC
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IUC #36
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日時: 2006年5月19日(金表日) 10:00-
場所: KEKBコントロール棟会議室
議題(予定):
(1) Linac BPM用オシロスコープ更新作業方針 (古川)
(2) その他

(*) 上記以外の議題をお持ちの方は、ご連絡下さい。
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