パルスマグネット冷却水インターロック 2008.3.5 Y.Yano
構成;
親バルブ(@ギャラリー)は全体の流量調整を行う。
子バルブ(@第3スイッチヤード)はマグネットの9本の冷却パイプに設置され各パイプを流れる冷却水量の調整を行う。
流量インターロックは9本のパイプそれぞれに設置され(0L/s?__L/s)間でインターロック値を設定出来る。
ストレーナーは各パイプに設置されている?
温度測定箇所は、1)コイル(上流・右側)、2)端板(上流・下側)、3)端板(下流・下側)、4)セラミックダクト(上流・下面)
バルブ、流量計、ストレーナーの位置関係は?
流量のモニターと記録は出来ないか?
各パイプの内径と長さ及び曲げの形状は?
各パイプの規定流量と最大流量は?
親バルブ(型番;*****)
子バルブ(型番;*****)
流量計(型番;*****)
経緯;
親バルブ(約70%?)+子バルブの微調(8本)で流量調整を行っていた。
時間が経つと各流量のバランスが崩れインターロックにかかるものが出てくる。
かつては親バルブの調整でインターロックが解除されていたが現在はそれも困難な状況にあり、
子バルブの開け閉めを行った後再調整を行わなければならなくなっている。
トラブル発生の要因と対策;(今までに出た意見)
1)元冷却水の流量or圧力変動が各パイプの流量バランスを崩しインターロックが働く。
2)各パイプのコンダクタンスを測定し、オリフィスを入れることでコンダクタンスの均一化を図ってはどうか?
3)冷却水の水質が良くないためストレーナー、ニードルバルブの詰まりを引き起こし流量バランスが崩れる。
4)ストレーナーの目を大きくした。
5)マグネットの試験期間(約1年間)にはこの様な現象は起きたことが無い、冷却水質に問題があるのでは?
6)子バルブをギャラリーに上げる。
7)子バルブを出来るだけ開ける様に調整し目詰まりを防ぐ。
流量のモニターは制御室で出来ないか? → カメラを設置?
ニードルバルブは温度に敏感なので温度の影響は考えられないか? → 冷却水の温度測定をやる?
目詰まりの起りにくい流量調整バルブは無いか? →
圧力変動に強い流量調整バルブは無いか? →
定流量弁を入れてはどうか?(親ライン、子ラインに入れられるか?)
次回メンテでやる事出来る事。
1)ポンプ室のストレーナーをバイパスし目詰まりの調査をする。(施設部)
2)流量のモニターが制御室で出来る様にする。
3)子バルブを出来るだけ開ける様に調整する。
上記3)の調整手順;(出来れば冷却水温度も記録する。)
1)親バルブ全閉。
2)子バルブ全開。
3)親バルブの全開、全閉を2?3度繰り返す。(子バルブのゴミを飛ばす?)
3)親バルブを開けて行き各パイプの流量を記録する。(反応が遅いので注意。親の流量は測定出来る?)
4)最初のインターロック解除から全インターロック解除までは注意深く記録する。
(親バルブ開度、各流量、冷却水温度)(インターロックの設定値は?)
5)最後にインターロック解除になった子バルブは全開のままで後の8個を後ろから順番に流量を合わせる。
(親バルブ開度、子バルブ開度、各流量、冷却水温度)
6)親バルブを閉めて行き各パイプの流量を記録する。(全閉まで)
7)親バルブを開けて行き各パイプの流量を記録する。(全開まで)
8)親バルブを調整し流量を設定する。
9)インターロックが働いた場合親バルブを全閉し全開にした後設定値にする。