FROL05 電子加速器 8月7日 大ホール 11:30 - 11:50 |
ストリークカメラを用いたOTR測定による極短電子ビームバンチ長計測 |
Ultra-short bunch length measurement via observation of OTR using a streak camera |
○齊藤 寛峻,柏木 茂,日出 富士雄,武藤 俊哉,阿部 太郎,柴崎 義信,南部 健一,長澤 育郎,高橋 健,東谷 千比呂,小林 恵理子,濱 広幸(東北大学電子光理学研究センター) |
○Hirotoshi Saito, Shigeru Kashiwagi, Fujio Hinode, Toshiya Muto, Taro Abe, Yoshinobu Shibasaki, Kenichi Nanbu, Ikuro Nagasawa, Ken Takahashi, Chihiro Tokoku, Eriko Kobayashi, Hiroyuki Hama (Research Center for Electron Photon Science, Tohoku University) |
東北大学電子光理学研究センターでは偏光可変のテラヘルツ放射光源の研究開発を行うt-ACTS(test Accelerator for Coherent THz Source)プロジェクトが進められている。同センター内の光源研究開発用の加速器系はVelocity Bunching法によってバンチ圧縮を行い、テラヘルツ放射光の生成に必要な100fs以下の極短電子バンチを生成できるよう設計されており、2013年末に建設が完了した。2014年度にはこの加速器系を用いて電子ビームを生成し、100 fs以下の極短電子バンチが実際に生成可能か確認するためバンチ長を測定する試験実験を行った。バンチ長の測定は電子ビームが放出する遷移放射光(OTR)の時間構造をストリークカメラで測定することにより行った。しかしながらOTRの強度が弱く、精度の良いバンチ長計測ができなかった。そこでOTR発光点からストリークカメラまでの光学輸送系を見直して再度バンチ長計測を行ったので、その結果を報告する。 |