FROM09 加速器土木・放射線防護2 8月7日 あいあいホール 14:00 - 14:20 |
ILC関連施設設計・施工・維持管理に資する地盤情報DBシステムの開発 |
Development of Geotechnical Database system for use in ILC-related plant design, construction and maintenance |
○西山 昭一,横山 幸也,松下 典史,下山 昌宏,吉兼 理説,下山 奈緒(応用地質),佐貫 智行(東北大学) |
○Syoichi Nishiyama, Tatsuya Yokoyama, Norihumi Matushita, Masahiro Shimoyama, Masanori Yoshikane, Nao Shimoyama (OYO), Tomoyuki Sanuki (Tohoku Univ.) |
長大地中構造物であるILC本体トンネルや附帯する施設の建設・維持管理には、効率的かつ安全な設計・施工計画や工事管理、地域環境の保全、および、地域振興に配慮するグランドデザインが求められる。筆者らは、施設の基礎であるとともに、リスクとなりうる地盤の情報を適切に保持し、地盤モデルの適宜更新を可能とするDBシステムの開発を進めている。本システムを用いて、各施設の建設事業者・施設管理者に対し、必要な地域・範囲における三次元地形・地質情報および地盤リスク情報を提供することを目指している。システムは独自開発のGISを基盤ツール として、ビックデータに類する高密度のレーザー地形情報をシームレスに扱うとともに、地表地質露頭やボーリングコアなどの地質情報および物理探査や現位置試験などの岩盤物性情報を、データベースとして登録・参照・更新可能な機能を有する。登録された地形・地質構造情報や岩盤物性情報を統合管理するとともに、Level of development(LOD)に応じた三次元地盤モデルの構築も可能とする。本論文ではシステムの概要と今後の課題・展望について述べる。 |