FSP004  施設現状報告ポスター  "8月5,6日" 小ホール 13:00 - 15:00
九州国際重粒子線がん治療センターの現状
Present Status of SAGA-HIMAT
 
○金澤 光隆(SAGA-HIMAT),遠藤 真広(放医研),溝田 学,日向 猛,綱島 義一,佐藤 弘史,大音 龍太郎,工藤 祥,塩山 善之,北村 信,十時 忠秀,中川原 章(SAGA-HIMAT)
○Mitsutaka Kanazawa (SAGA-HIMAT), Masahiro Endo (NIRS), Manabu Mizota, Takeshi Himukai, Yoshikazu Tsunashima, Hiroshi Sato, Ooto Ryutaro, Sho Kudo, Yoshiyuki Shioyama, Makoto Kitamura, Tadahide Totoki, Akira Nakagawara (SAGA-HIMAT)
 
九州国際重粒子線がん治療センターでは2013年8月に治療を開始し て、これまでに治療照射をキャンセルする故障は一日半起きている。 このような照射キャンセル及びいくつかのトラブルにもかかわらず 2014年度には554名の患者の治療を行うことができた。 この治療患者数は計画していた患者数よりも多く、施設運営がスムーズ に行えている事を示すとともに、重粒子線治療への期待の大きさを示し ている。このような重粒子線治療への期待にこたえるべく、さらに効率 よく治療を行えるように、患者位置決め、QA測定、ビーム強度に関する 改善を計画している。これらの改善計画とともにさらに治療できる患者 数を増やすために、現在は2室を使って治療照射を行っているが、3室 目の整備を計画より前倒しでスタートさせている。現在使用している 治療室ではワブラー照射法を使っているが、3室目ではスキャニング 照射システムでの整備を進めている。このスキャニング照射システムの 進捗状況についても報告する。