FSP017 施設現状報告ポスター "8月5,6日" 小ホール 13:00 - 15:00 |
HIMAC加速器の現状報告 |
Present status of HIMAC |
○片桐 健,岩田 佳之,佐藤 眞二,白井 敏之,高田 栄一,原 洋介,古川 卓司,松葉 俊哉,村松 正幸,水島 康太,野田 耕司(放医研) |
○Ken Katagiri, Yoshiyuki Iwata, Shinji Sato, Toshiyuki Shirai, Eiichi Takada, Yousuke Hara, Takuji Furukawa, Shunya Matsuba, Masayuki Muramatsu, Kota Mizushima, Koji Noda (NIRS) |
放射線医学総合研究所でのHIMAC加速器による重粒子線がん治療は,1994年の開始から今年で21年目を迎え,9000人以上もの患者に治療が適用されてきた.これまでの拡大ビーム法による治療に加えて,複雑な腫瘍形状や治療期間中における腫瘍患部の形状•大きさの変化に柔軟な対応が可能となる3次元スキャニング照射法による治療が2011年5月に開始された.この3次元スキャニング照射法のさらなる高精度化を目指して,シンクロトロンの200段階可変エネルギー運転法とそれを用いた高速エネルギースキャニング照射法の開発,超伝導回転ガントリーの開発が行われている.本発表ではこれらのR&Dの概要を紹介すると共に,運用の現状を報告する. |