THP006  電子加速器  8月6日 小ホール 13:00 - 15:00
光ファイバビームロスモニタとワイヤスキャナ
OPTICAL FIBER BEAM LOSS MONITOR AND WIRE SCANNER
 
○矢野 喜治,福田 茂樹,道園 真一郎(高エ研)
○Yoshiharu Yano, Shigeki Fukuda, Shinichiro Michizono (KEK)
 
ワイヤスキャナ(WS)はワイヤ駆動部と検出部のセットで運用される。ワイヤは50μm〜100μmのタングステンワイヤ、検出部には光電子増倍管(PMT)を使用するのが一般的である。電子陽電子入射器のWSは100μmのタングステンワイヤとPMTのセットで運用している。SuperKEKBに向けた改造でWSの増設が予定されている。電子陽電子入射器は電子をPF(2.5 GeV)、PF-AR(4.0 GeV)、SuperKEKB(7.0 GeV)のリングに供給し、陽電子をダンピングリングDR(1.1 GeV)とSuperKEKB(4.0 GeV)に供給する。そのためビームエネルギーに対応した場所に検出器を設置する必要がある。そこで既存の設置場所も含めシミュレーションによって信号の出る場所を予測した。ここではビームエネルギーが約1.5 GeVの場所(Bセクタ)に設置されたワイヤスキャナについてシミュレーションによる予測と光ファイバビームロスモニタによる信号の検出強度を比較した結果を報告する。