THP064  加速器技術/高周波源  8月6日 小ホール 13:00 - 15:00
cERLにおける300kW(CW)クライストロン組み込み
Installation of a 300kW CW Klystron at cERL
 
○石本 和也,阿部 慶子,花香 宣彦,安 和彦(日本アドバンストテクノロジー株式会社),明本 光生,荒川 大,片桐 広明,竹中 たてる,中尾 克己,中島 哲光,福田 茂樹,本間 博幸,松下 英樹,松本 修二,松本 利広,三浦 孝子,道園 真一郎,QIU Feng(高エネルギー加速器研究機構)
○Kazuya Ishimoto, Keiko Abe, Norihiko Hanaka, Kazuhiko Yasu (Nippon Advanced Technology (NAT)), Mitsuo Akemoto, Dai Arakawa, Hiroaki Katagiri, Tateru Takenaka, Katsumi Nakao, Hiromitsu Nakajima, Shigeki Fukuda, Hiroyuki Honma, Hideki Matsushita, Shuji Matsumoto, Toshihiro Matsumoto, Takako Miura, Shinichiro Michizono, Feng Qiu (KEK)
 
コンパクトエネルギー回収型線形加速器(cERL)の建設は2013年3月をもって工事が終了し、現在はビームコミッショニングを進めている。 cERLの入射部はバンチャー空洞と超伝導加速空洞(2セル空洞3台)からなり、超伝導主リニアックは9セル空洞2台で構成されている。ここへ1.3GHz、CWの大電力高周波を安定に各空洞へ供給をする必要がある。 バンチャー空洞は8kW半導体アンプ、入射器空洞は第1空洞が25kWクライストロン、第2・第3空洞には300kWクライストロン1台から大電力高周波が供給されている。 主リニアック空洞は8kW半導体アンプと16kW半導体アンプを使用し大電力高周波を供給している。 2014年12月に300kWクライストロンの入れ替え作業を行った。 クライストロン入れ替え作業はクライストロン本体、電磁石マグネット、専用架台の3つに分かれた状態から作業を始めた。今回はクライストロン一式の組み上げ、導波管の接続、インターロック配線・設定・動作確認、モニター機器類の設定、動作試験迄のクライストロン立上げに関する一連の作業内容を報告する。