THP078  加速器技術/ビーム診断・制御  8月6日 小ホール 13:00 - 15:00
LFCカメラ用シリカエアロゲルチェレンコフラジエーターの評価
Evaluation of silica aerogel as Cherenkov radiator for LFC camera
 
○南部 健一,柏木 茂,日出 富士雄,武藤 俊哉,長澤 育郎,高橋 健,東谷 千比呂,小林 恵理子,齊藤 寛峻,阿部 太郎,濱 広幸(東北大学電子光理学研究センター)
○Kenichi Nanbu, Shigeru Kashiwagi, Fujio Hinode, Toshiya Muto, Ikuro Nagasawa, Ken Takahashi, Chihiro Tokoku, Eriko Kobayashi, Hirotoshi Saito, Taro Abe, Hiroyuki Hama (Tohoku University, Research Center for Electron Photon Science)
 
東北大学電子光理学研究センターでは、シングルショット計測で比較的低いエネルギーの電子ビームの縦方向位相空間を直接観測する Liner Focal Cherenkov ring (LFC) カメラの研究開発を進めている。本測定システムは電子の速度に依存するチェレンコフ光の放出角度を利用し、電子ビームのエネルギーと時間情報をストリークカメラで二次元測定することで縦方向位相空間を直接測定するものである。チェレンコフラジエーターには低屈折率のシリカエアロゲルを使用するが、ラジエーターの不均一性やミスアラインメント等の影響でチェレンコフ光の角度分布が歪むなどして劣化した場合、測定精度に大きな影響が出ると考えられることから、電子光センターの試験加速器から得られる電子ビームを用いてチェレンコフラジエーターの評価を行ったので報告する。