THP114  加速器技術/レーザー  8月6日 小ホール 13:00 - 15:00
レーザーコンプトン散乱による小型高輝度X線源開発
Development of a compact high brightness X-ray source via laser-Compton scattering
 
○赤木 智哉,小菅 淳,本田 洋介,荒木 栄,照沼 信浩,浦川 順治(高エネ研),永井 良治,羽島 良一,静間 俊行,森 道昭(原子力機構)
○Tomoya Akagi, Atsushi Kosuge, Yosuke Honda, Sakae Araki, Nobuhiro Terunuma, Junji Urakawa (KEK), Ryoji Nagai, Ryoichi Hajima, Toshiyuki Shizuma, Michiaki Mori (JAEA)
 
レーザーコンプトン散乱(LCS)を利用した小型高輝度X線源の開発を行っている。LCS光源は準単色でエネルギーが可変、微小光源そして偏光の切り替えが容易という特徴をもつため、これらを活かしたX線イメージングの技術開発を行っている。X線を生成するため、KEKのcERLにおいて大電流電子ビームと光共振器に蓄積した高強度レーザー光を用いたレーザーコンプトン散乱実験を進めている。この実験のため、2台の垂直平面4枚鏡共振器を重ねあわせた光共振器を開発し、cERLのビームラインに組み込んで実際にLCS実験を行った。このX線を利用して位相コントラストイメージングの実証実験も行ったのでこれらの結果について報告する。