THP124 加速器応用、産業利用 8月6日 小ホール 13:00 - 15:00 |
針葉樹型カーボンナノ構造体電子源を用いた超伝導加速器用電子銃の開発 |
Development of an electron gun for a superconducting accelerator using coniferous type carbon nano-structured emitter |
○加藤 英俊,O'Rourke Brian,鈴木 良一(産総研) |
○Hidetoshi Kato, Brian O'rourke, Ryoichi Suzuki (AIST) |
産総研では、陽電子発生用超伝導加速器の開発を行っており、超伝導加速器に用いる電子銃として、フォトカソード以外に、針葉樹型カーボンナノ構造体冷陰極電子源を用いた電子銃の開発を進めている。針葉樹型カーボンナノ構造体は100mA/cm2以上の高い電流密度の電子放出が可能であり、従来の冷陰極電子源と比較し、長時間安定した出力が得られる。有限要素法ソフトウェア(TRICOMP)を用いた電界強度及び電子ビーム軌道シミュレーションを実施し、エミッタサイズをφ15mmとし、電子銃出口(加速器接続部)における電子ビームサイズはφ10mmとなるように電子銃の設計を行った。本発表では電子銃の設計・製作、及び、電子出射試験を行った結果を報告する。 |