WEP003  電子加速器  8月5日 小ホール 13:00 - 15:00
電子蓄積リングにおけるラジエータワイヤによるクーロン散乱が制動放射高エネルギーγ線に与える影響
Impact of Coulomb scattering in radiator wire on Bremsstrahlung gamma ray in an electron storage ring
 
○武藤 俊哉,浜 広幸,石川 貴嗣,神田 浩樹,柏木 茂,日出 富士雄,南部 健一,長澤 育郎,高橋 健,東谷 千比呂,小林 恵理子,齊藤 寛峻,柴崎 義信(東北大電子光)
○Toshiya Muto, Hiroyuki Hama, Takatugu Ishikawa, Hiroki Kanda, Shigeru Kashiwagi, Fujio Hinode, Kenichi Nanbu, Ikuro Nagasawa, Ken Takahashi, Cihiro Tokoku, Eriko Kobayashi, Hirotoshi Saito, Yoshinobu Shibasaki (ELPH)
 
東北大学電子光理学研究センターでは電子蓄積リング内にカーボンワイヤを挿入してGeV領域の制動放射ガンマ線生成を行い原子核実験に利用している。制動放射ガンマ線のプロファイルを測定すると蓄積リングのエミッタンスから予測されるサイズよりも大きなガンマ線ビームサイズが観測された。カーボンワイヤを挿入することによってクーロン散乱した電子がガンマ線プロファイルに影響を及ぼしていることが分かった。本発表ではガンマ線ラジエータワイヤでのクーロン散乱が電子ビームに及ぼす影響を見積もりガンマ線プロファイルの測定結果と比較する。