WEP009  ハドロン加速器  8月5日 小ホール 13:00 - 15:00
RFQの高効率VANE形状
High Efficiency RFQ Vane Shape
 
○岩下 芳久,不破 康裕(京大化研)
○Yoshihisa Iwashita, Yasuhiro Fuwa (Kyoto Univ.)
 
従来RFQのVANE形状はいわゆる2項ポテンシャルで規定される形状をベースとして、一定断面形状による簡略化やセル間の接続を滑らかにするための近似を行って決定されてきている。簡略化には更に形状を簡単にするために波形の長手方向の変化の代わりに台形にするものが有り、加速効率が大きいため、最近見直されてきている。しかし、この形状では生成電場に多極成分の混入が大きくなり、ビーム光学的に非線形性が大きくなることが懸念される。 ここでは、2項ポテンシャルに非線形性の少ない項のみをいくつか加えて、台形形状を含むVANE形状を生成する方法について解説する。