WEP109  加速器技術/加速器制御  8月5日 小ホール 13:00 - 15:00
ROOTを用いたSuperKEKBアーカイブデータ用表示・解析ソフトの開発
Development of user interface for the SuperKEKB archived data using ROOT
 
○廣瀬 雅哉(関東情報サービス(株)),岩崎 昌子(高エネルギー加速器研究機構)
○Masaya Hirose (KIS), Masako Iwasaki (KEK)
 
高エネルギー加速器研究機構(KEK)では、KEKB電子・陽電子ビーム衝突型加速器を用いたBファクトリー実験が行われてきた。現在、KEKB加速器の更なる高輝度化を目的として、SuperKEKB加速器の建設が進められている。 加速器に関する各種データのアーカイブとして、KEKBではKEKBLogを用いてきた。SuperKEKBにおいても、KEKBLogを使用する一方で、Control System Studio(CSS)を利用したデータアーカイブソフト(CSS Archiver)についても、開発を進めている。ここで、CSS Archiverは、各種データをPostgreSQL等のデータベースに格納する。我々は、ユーザーが、蓄積されたデータベースへアクセスして、各種データを表示・解析するためのソフトウェアツールを、ROOTを用いて開発を行った。ROOTはCERNで開発された高エネルギー実験向けのデータ解析ツールである。我々が開発した表示・解析ソフトを使用して、ユーザーが目的にあわせて、アーカイブデータの表示や解析を行うことができる。また、KEKBLogのアーカイブデータへアクセスすることも可能である。 本件では、これらROOTを用いたSuperKEKBアーカイブデータ用表示・解析ソフトの詳細について、報告する。