WEP122  加速器技術/レーザー  8月5日 小ホール 13:00 - 15:00
レーザーCompton散乱ガンマ線ビームを用いた磁気Compton散乱測定
Measurement of Magnetic Compton Scattering by Laser Compton Scattering Gamma-ray Beam
 
○山口 将志,武元 亮頼(兵庫県立大学 高度研),小泉 昭久(兵庫県立大学物質理学),天野 壮,橋本 智(兵庫県立大学 高度研),堀 史説(大阪府立大学),宮本 修治(兵庫県立大学 高度研)
○Masashi Yamaguchi, Akinori Takemoto (LASTI,Univ.of Hyogo), Akihisa Koizumi (School of MS,University of Hyogo), Sho Amano, Satoshi Hashimoto (LASTI,Univ.of Hyogo), Fuminobu Hori (Osaka Prefecture University), Shoji Miyamoto (LASTI,Univ.of Hyogo)
 
NewSUBARU放射光施設でのLCSガンマ線源は、波長10.5μmの炭酸レーザーと1GeV@300mAの電子ビームとの衝突で発生する1.7MeVの単純色のガンマ線ビームである。レーザーの出力には揺れがあり、それはLCSガンマ線の強度の揺れにつながる。本実験では、LCSガンマ線源の90°コンプトン散乱の強度を測定することで、入射レーザーの揺れに伴うLCSガンマ線源の総フラックスの補正とLCSガンマ線源の偏光度測定を行った。 レーザーCompton散乱(LCS)ガンマ線の偏光は入射レーザーの偏光をほぼ100%保存する。入射レーザーの偏光を、右回り、左回りの円偏光と素早い入れ替えを行うことにより、LCSガンマ線の偏光を瞬時に変更できる。この性質を利用し、磁気コンプトン散乱の測定を行う予定である。またその過程で、入射レーザーが電子ビームとの衝突点に到達するまでのミラー系で偏光面がどのように変化するかを測定する。